最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

eleanor

Author:eleanor
eleanor

    
    

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

清華寮 

第二次大戦前、旧台湾総督府の財団法人が文京区にある国有地に建設した留学生専用の学生寮「清華寮」。
この建物は台湾在住の日本人子弟や台湾人留学生の宿舎として建設した約3100平方メートルの敷地に鉄筋3階建て地下1階、延べ床面積は約1万7771平方メートル。
戦後には台湾総督府が消滅したために所有者不在の建物が国有地を「不法占拠」する状態となったが、その後も入寮は続いた。しかし入居者に対し立ち退きは求められてなかった。当初の台湾人だけの入居から、中国からの留学生とかも住むようになり、台湾系中国系で自治組織を作り、それぞれ入寮希望者を審査。また、中国系の留学生が日本人にまた貸しするようにもなり、台湾、中国、日本の人たちが家賃8000円で電気や水道を共同で管理して生活するようになりました。




しかし、2008年1月7日、それまで清華寮には台湾や中国出身者ら約50人の外国人が居住。3世代で暮らす家族や生活保護を受ける永住者もおり、台湾系と中国系が別々の自治会を組織して"平穏共存"していましたが、住民のたばこの不始末が原因とされる出火で、寮の7割、約1300平方メートルが焼ける火災が発生、当時住んでいた中国人母娘2人が死亡。約40人が家を失いました。
この清華寮、実は所有権等でトラブルが続いており、当初は1927年、旧台湾総督府関連の財団法人・学租財団が台湾人留学生用の宿舎として、国有地を借り建設したのですが、別の財団法人「進徳奨学会」(東京)の当時の理事が寮を訪れ、住民に建物の所有者であると宣言しました。この進徳奨学会は03年12月、所有権の移転登記を求める裁判で勝訴し、06年1月に登記を済ませていた。判決や答弁書によると、78年に学租財団の理事から寮の寄付を受けたとする奨学会の主張が認められたようです。しかし建物の譲渡は、寮の住民にとって心外であり焼け出された住民らは弁護士を立て、「裁判で奨学会が提出した証拠に偽造の疑いがある」と判決の無効を主張し争う準備をしています。




この一連の所有権移動に関する行方を静観していた財務省も、借地契約は奨学会に継承されていないとして、土地の明け渡しを求める訴訟の準備を始めたそうです。
進徳奨学会というのは、苦学生への奨学金支給を目的に60年に設立したとされていますが、所管する文部科学省によると、近年は「活動実態がない」状態で、昨年11月に就任した奨学会の理事は、取材に対し「設立の趣旨に立ち返り、時代に合った形で奨学会の立て直しをはかっている最中」と説明。国が提訴した場合、建物の譲渡から10年以上の経過を理由に土地使用の正当性を主張するとしています。
ちなにみ、この寮は都心に近い為、最低でも二十数億円の価値があるとされており、この土地をめぐっては「払い下げで利益が出る」と架空の投資話を持ちかけた詐欺事件も起きています。
現在の清華寮の敷地では、奨学会が雇った警備員が監視を続け一方、年に1度、寮生総出で草刈り等をしていますが、ほぼ荒れ果てた状態の庭には「本国有地を売却する予定はありません」と書かれた財務省の看板が立っています。また財務省関係者は「清華寮が新築された当時、国は学租財団に土地を提供したが、進徳奨学会との契約はない」と指摘。財務省は進徳奨学会が国有地を"不法占拠"している状態と判断。近く建物撤去と土地明け渡しを求める訴訟を起こす予定だそうです。
この件では当初、72年の日中共同声明で日本は中国と国交を正常化、台湾と断交したので寮の帰属先はどこになるのか。台湾、中国、日本の三つの見方があったが、外交問題になるのを恐れた政府が手を出さなかった経緯があるようです。

ELEANOR:この清華寮の話、実は某友人から聞き調べる内にその時代の政治的背景や思惑が見え隠れしており、このような善意で有ろう初心の思想が消え行くのを悲しく思います。古きよき時代だったのかも知れませんね。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
No title
こんにちは。


少ししかみてないけど、写真が上手いですね^^

また遊びに来ます。














 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
 
http://eleanor5000.blog66.fc2.com/tb.php/123-cbabe469
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
ニュース
121位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
海外
12位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。