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ジョー・オダネルが写した30枚の写真 


アメリカから原爆投下後の長崎の様子を撮るように指令を受けた海軍兵士が爆心地へと向かいました。彼の名はジョー・オダネル。復興も進まない現地でありのままを写し事で三菱製鋼所、鎮西学園、等を撮影しながら爆心地へと向かいます。しかし後に彼は、その先に広がる焼け野原を見て「アメリカは原爆を使った事で戦争は終ったと思っているが、長崎はこれから地獄が始まる事を知らなければならない」と語るほどの現実を目にすることになります。

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爆心地を見たオダネルはショックを受けるほど衝撃な現実を目の当たりにします。人も居ない、影もない、有るのはアメリカ軍が建てたアトミックフィールドの看板。アメリカ軍が終戦後に作った飛行場を知らせるモノ。
nagasaki_5sp2013_.jpg


当事オダネルは軍から現地の人間を写してはいけないと指示されていました。あらゆる長崎の被爆地写真を撮り、そしてオダネルは臨時救護所で治療を受ける被爆者らを偶然にも見に行くことになります。そこで彼は地獄を見ることになります。彼がそこで見たのは鼻や耳、目も無くなった人間。焼けただれた肉の塊となったいた彼はオダネルがアメリカ人と解ると、あなたは敵でしょう?早く私を殺して下さい・・と哀願されました。彼は何も言えず逃げるようにその場を去りますが翌日に訪ねてみると彼はどこにもいません。

nagasaki_7uragami1sp2013_.jpg

nagasaki_8sp2013_.jpg


彼はその後市内へ戻り瓦礫の中でも少しでも原型残る建造物を見つけて再び写真を撮ります。その中に浦上天主堂が有りました。当事8500人いたと言われる信者が礼拝したであろう天主堂は入り口の一部を残し佇むように残っていました。そこを離れ焦土化した街を歩くと川沿いに火葬場が有るのを見つけます。その火葬場をしばらく見ていると遠くから少年が歩いて来ます。少年はすでに亡くなった弟を背負い荼毘に期すために火葬場を訪れますが、人数が多く順番を待つ事となりました。少年は死んだ弟を背負ったまま唇を血が滲むほど噛み締め直立不動の姿勢で立ちすくんでいます。少年の順番になり背負った弟が降ろされ火の中にそっと置かれ焼かれる様子を見ながら終始無言の少年はまるで弟に敬礼をしているようだった。と語ってます。

ki1sp2013_.jpg

nagasaki_4sp2013_.jpg



オダネルは7ヶ月ほど日本で原爆被災地を撮影し、軍からの指令された写真と密かに撮った30枚を分けて保管します。しかし、その30枚は誰も目に触れることもなくオダネルの天井裏物置に置かれます。
彼はアメリカに戻るも、被災地で見た光景が脳裏から離れません。傷口にうごめぐウジ、叫び声、鼻をつく異臭、全てが彼の残りの人生を苦しめました。彼は帰国後1949年アメリカ情報局で大統領付きのカメラマンとして働きますが、そんな彼は背中の痛みと皮膚がんを発症。当事のアメリカは放射能による人体への影響については何も語らず、オダネルにも何の保証も有りませんでした。しかし彼はこの病状が原爆による放射能被曝と認識していました。
彼は2階の屋根裏に封印したままのカバンを広げ家族に写真を見せ、原爆の恐ろしさをアメリカ国内に広めようと各地を回りますが、退役軍人や地元住人らに阻止され思うような活動ができないまま、彼は同じような活動を日本でも行いながら、ある人物を探していました。それは自ら撮した写真の死んだ弟を背負った少年でした。しかし彼の意思は彼の寿命までは待ってくれず、オダネルは思いも果たせぬまま2012年、85歳の夏亡くなりました。長崎に原爆が落とされた8月9日に・・・
しかし、その意思は息子に引き継がれています。

偶然にも皇后陛下が見られた被曝写真にオダネルが撮った弟を背負った写真が有ったようです。皇后陛下は終戦記念日に語られたそうです。「焼き場に経つ少年」の写真が忘れられない・・と。
それだけでも、オダネルは十分にその役割を全うしたのではないかと思います。

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遅くなりましたが2013年終戦記念日に合わせて、この内容をテレビの放映から抜粋しました。
記事のまとめが遅くなりました。
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